Pythonは比較的新しいプログラミング言語で初心者の方にも学習しやすく人気があります。他の記事ではソースコードを載せての説明や専門用語がたくさん使われているため、初心者には難しい内容のものが多いと悩むのではないでしょうか?
本記事では、初心者にもわかりやすい内容で、Pythonの特徴や開発、Pythonで作れるものを書いていきます。本記事を読み、Pythonの学習をすることで、Webアプリの開発や業務に伴う単純作業を自動化できるようになります。
Contents
Pythonとは
Pythonとは1991年にオープンソースで公開されているプログラミング言語です。
イギリスBBCのコメディ番組【空飛ぶモンティ・パイソン】が名前の由来で、パイソンのロゴがヘビになっているのは【ニシキヘビ】という意味もあります。
Pythonの特徴はプログラミングの文法がわかりやすく、少ないコードで書けることです。
Pythonはプログラミングの文法がわかりやすい
Pythonはプログラミングの文法がわかりやすく、少ないコードで書けます。
誰がプログラムを書いても似たようなソースコードになるように設計されているため、他のプログラミング言語と比較すると、書きやすく、読みやすいです。
他の言語だと人によって書く時の癖があり、読みにくい場合があります。そのため、インターネットなどで無料でオープンソースが公開されているのです。
Pythonはエラーが起こりにくく、気づきやすい
Pythonは文法がわかりやすく、シンプルになっているため、予想外のエラーが起きにくいです。
大文字、小文字インデントの数や位置が細かく決まっていて、そのルール通りにソースコードを書かなければ、プログラムを実行できません。
実行できるソースコードを書くことで、自分や他人にも読みやすくなり、ソースコードが読みやすいと、開発途中にエラーに気づきやすく、予想外のエラーが起こりにくいです。
ソースコードのインデント
プログラミングをする際は、プログラム構造の全体を見やすくするために、行の先頭に空白を入れます。作文を書く際に、段落初めの1マスを開ける感覚と同じです。
多くのプログラミング言語では半角スペースやタブが基本になり、全角スペースはエラーになります。
オープンソース
オープンソースとは、人間に理解しやすいプログラミング言語で書かれたソースコードを一般的に公開し、誰でも自由に使用できるという考え方やソフトウェアのことです。
オープンソースとして公開されたプログラムはインターネットなどで、誰でも簡単に入手でき、使用や複製を無償でできます。また、公開されているプログラムに一度手直しを入れた後に再公開もできます。
しかし、オープンソースライセンスと呼ばれる利用規約や制約などがあるので、公開されているプログラムの使用や複製、手直し、再公開はライセンスをしっかり確認をする必要があります。
Pythonではゲーム開発ができない
Pythonはプログラムの実行速度が遅く、ゲーム開発をするにはプログラムの実行速度が速い必要があるため、ゲーム開発は難しいです。
汎用性が高い言語ですが、Webデザインも苦手です。機能面は強いですが、Webデザインの実装ができません。
スマホアプリはPythonで開発可能ですが、Pythonの特徴を最大限に発揮できないのでおすすめをしません。
Pythonで作れるもの
Pythonは汎用性がとても高いプログラミング言語です。
開発できるものが多いので、人気や需要の高い4つを紹介します。
Webアプリ
PythonはAi開発のための言語だと思われることが多いですが、他にも1991年からWebサービスの開発にも使用されてきました。Webサービスの代表例は、YouTubeやInstagramなどがあり、Pythonで開発されています。Webアプリの開発に特化したライブラリやフレームワークも多くあるので、初心者でも簡単にWebアプリやWebサービスを開発できます。
デスクトップアプリ
デスクトップアプリとは、パソコンのStoreでダウンロードしてデスクトップで起動させるアプリのことを意味します。デスクトップアプリはJavaやC言語で開発されることが多いですが、Pythonでもデスクトップアプリの開発が可能です。Pythonを使用するメリットはライブラリやフレームワークが豊富で他のJavaやC言語よりも簡単に早く開発できます。
人工知能(Ai開発)
人工知能を開発する言語はPythonが主流になります。人工知能と聞くと難しいと思う方も多いと思いますが、SiriやAlexaなどの音声認識、Googleなどの検索エンジンの最適化など日々の生活でも使用されている馴染み深いものです。
人工知能は日々の生活や仕事でも使用することが多いため、Pythonを使用して人工知能の開発ができる人材は需要が高くなっています。
情報収集の自動化
Pythonを使用すると自動で情報収集を行うプログラムが作成でき、情報収集の自動化をWebスクレイピングと呼びます。PythonはExcelやWordなどの操作の自動化、Webサイト上の情報収集の自動化、さまざまな単純作業を自動化できます。
単純作業を自動化できれば、日々の業務が楽になり、生産性がとても向上します。
その他の開発出来るもの
紹介した4つの他に機械学習やブロックチェーン開発など開発できるものが沢山あります。
Pythonの学習、スキルアップをすれば高度なプログラムを組んだり、Rubyや他の言語と組み合わせ、幅広い分野で開発が行えます。
Pythonが人気の理由
Pythonは誰がソースコードを書いても似たようなソースコードになるため、わかりやすく、学習しやすいので人気が高いです。ゲーム開発には弱い言語ですが、汎用性がとても高く、さまざまな開発が行えます。インターネットでソースコードが公開されているので、学習、参考にできるので、プログラミング言語を学習したことがない初心者の人にもおすすめです。
Pythonの将来性と需要がある
Pythonは1991年に開発された比較的新しいプログラミング言語であり、ソースコードが公開されていたり、書きやすく、読みやすい観点から初心者の人にも人気のある言語です。
新しい言語であるため、現在高い実績を持つ技術者も少ないので、Pythonを得意とする技術者は希少価値が高くなっていくと思います。
Pythonの学習が無料でできる
pythonはウェブサイトやYouTubeでの学習がオススメです。pythonはプログラミングスクールや書籍での学習が一般的です。最近では、WebサイトやYouTubeなどでも学習ができます。
プログラミングスクールは授業料が高く、受講が難しいと感じますよね。とりあえずやってみたいと思っても、敷居が高く感じられる方もいると思います。
YouTubeでは時や場所を選ばずに自分の好きなタイミングで学習でき、詳しく説明している方もいるので、時間がない方、とりあえずプログラミングをやってみたいと思った方はWebサイトやYouTubeでの学習をオススメします。
まとめ
本記事では、Pythonの特徴や作れるものをわかりやすく書きました。Pythonはソースコードが公開されているので、初心者にも学習しやすく、比較的新しいプログラミング言語なので、将来性が高いです。また、Pythonは求人数も多くAi開発での需要が高いです。
誰が書いても似たソースコードになるので、公開されているソースコードを書き写すだけでも、ソースコードを書く際のルールや作業に慣れるため、初心者の方にも、おすすめします。
コメント